カテゴリー: ホームバーアイテム

収益の柱(商品レビューがメイン)

  • お酒の相棒を揃えよう。一杯のクオリティを支える「必須の副材料」リスト

    お酒の相棒を揃えよう。一杯のクオリティを支える「必須の副材料」リスト

    カクテルの味は「副材料」で決まる

    ホームバーで本格的なカクテルを楽しもうと思ったとき、実はお酒(ベース)以上に大切なのが、一緒に混ぜる「副材料」です。
    これらを常備しておくだけで、急な来客やその日の気分に合わせた一杯が自由自在に作れるようになります。

    1. 鮮度が命:シトラス果汁

    まずは、前回の「搾り器」の記事でも触れた、レモンジュースライムジュースです。
    これらは必ず「フレッシュ(生)」を用意しましょう。
    搾りたての鮮烈な酸味と香りは、ボトルの果汁では決して出せません。
    ジントニックやサイドカーなど、多くのカクテルの骨格を担います。

    2. フルーツの彩り:ジュース類

    お酒と相性の良い定番ジュースをストックしておきましょう。

    • オレンジ・グレープフルーツ:
      スクリュードライバーやソルティドッグなど、朝食から夜まで活躍します。
    • パインジュース:
      これがあるだけで、南国気分の「トロピカルカクテル」が作れます。
      少し甘みと厚みが欲しいときに重宝します。
    • 牛乳:
      実はカクテルにおいて優秀な副材料です。
      カルーアミルクだけでなく、ブランデーと合わせれば濃厚な「アレキサンダー」が楽しめます。
    milk, pineJuice

    3. 泡の魔法:炭酸・割り材

    シュワッとした爽快感を生む炭酸類は、カクテルの「伸び」を作ります。

    • 炭酸水:
      迷ったらこれ。ハイボールやフィズに。
    • トニックウォーター:
      独特の苦味と甘みが、ジンやウォッカを格上げします。
    • コーラ・ジンジャーエール:
      ラムやウイスキーをカジュアルに楽しむために必須です。
    • 7up(またはキリンレモン):
      無色透明のレモンライムソーダ。
      スピリッツを爽やかに割りたい時、トニックより甘く、炭酸水より飲みやすくしたい時に最適です。
    cola, tonic, 7up

    結びに

    これらすべてを一気に揃える必要はありません。
    まずは自分が好きなカクテルを一つ決め、それに必要な副材料から買ってみてください。
    冷蔵庫の中に新鮮なライムと数本の炭酸水があるだけで、あなたの家のキッチンは、もう立派な「バーカウンター」です。

  • 一杯の味が激変する。「生搾り」のためのスクイーザー選びと、プロの搾り方

    一杯の味が激変する。「生搾り」のためのスクイーザー選びと、プロの搾り方

    ボトル果汁と「生搾り」の決定的な違い

    ホームバーを始めた方が、次にこだわるべきは「酸味」です。
    スーパーで売られているボトルのレモン・ライム果汁は便利ですが、どうしても加熱殺菌による風味の変化や、保存料の香りが気になります。
    本物のカクテルの華やかさを再現したいなら、ぜひ「搾り器(ジューサー)」を手に入れて、生の果実を搾ってみてください。

    スクイザーで準備

    最初の一台は「定番の形」でいい

    搾り器には様々な形状がありますが、まずはドーム状の突起に果肉を押し当てて回す、一般的なタイプ(手動ジューサー)で十分です。
    これが一つあるだけで、カクテルだけでなく、お刺身にスダチを搾ったり、唐揚げにレモンを添えたりと、料理のシーンでも大活躍します。

    プロが教える「ギリギリ」を狙う搾り方

    搾る際には、大切なコツがあります。
    それは「身と皮の間」を狙うことです。

    • 皮まで搾りすぎない:
      皮に含まれる油分やエグみまで出し切ってしまうと、カクテルに嫌な苦味が混ざります。
    • 身だけで終わらせない:
      控えめすぎると、ライム特有の「厚み」が出ず、味気ない仕上がりになります。

    その境界線のギリギリを狙って、力を入れすぎず、かつしっかりと果汁を出し切る。
    この繊細な加減が、最高の一杯を作ります。

    【追加ポイント】搾る直前に「常温」に戻す

    冷蔵庫から出したての冷たいレモンよりも、少し常温に戻してから搾るほうが、果肉がほぐれて多くの果汁が取れます。
    また、搾る前にまな板の上で軽くゴロゴロと転がしてあげると、さらに搾りやすくなりますよ。

    結びに

    「たかが果汁」と思われるかもしれませんが、カクテルの半分以上を占めるのは、お酒ではなく「割り材」です。
    新鮮な果実の香りが立ち上る一杯は、それだけであなたを非日常へ連れて行ってくれます。

    レモンジュースをグラスに注ぐ
  • 「たかが水」で終わらせない。ウイスキーを劇的に変える水と炭酸の選び方

    「たかが水」で終わらせない。ウイスキーを劇的に変える水と炭酸の選び方

    炭酸選びの決定版:ウィルキンソンの瓶を勧める理由

    自宅でハイボールを作る際、まず手に取ってほしいのが「ウィルキンソン」の瓶です。
    多くのバーで採用されている理由は、そのガツンとくる強炭酸。
    瓶入りはガスが抜けにくく、最後までキレのある一杯を楽しめます。

    炭酸水には「ペリエ」や「サンペレグリノ」といった海外勢も有名ですが、ハイボールにするなら少し注意が必要です。
    サンペレグリノは微炭酸なので割り材としては少し物足りず、ペリエはそれ自体が完成された味わいなので、お酒を割るよりは単体でライムを搾って楽しむのが一番だと、私は考えています。

    日本のウイスキーには「日本の水」が一番

    日本のウイスキー(山崎や白州など)は、日本の美しい山々から採れたおいしい「軟水」で作られています。
    そのため、市販の日本の炭酸水や水であれば、基本的に相性は抜群です。
    一番避けたいのは、日本の繊細なウイスキーに、海外の強烈な「硬水」を合わせてしまうこと。
    水の個性が強すぎて、ウイスキーの繊細な香りを消してしまいかねません。

    清涼な川

    水割りは「土地の硬度」を意識して

    もし、あなたがシングルモルトの水割りにこだわるなら、ぜひ「水」そのものの硬度に注目してみてください。
    例えばスコッチのシングルモルトであれば、

    • ハイランド地方のウイスキー:
      「Glenmorangie(グレンモーレンジー)」のように硬水を用いて作られるものには、同じく硬度の近い「ヒルドンウォーター」などが好相性です。
    • スペイサイド地方なら:
      「スペイサイド・ウォーター」など、その土地に近い性質の水を選ぶのが理想的です。

    とはいえ、迷ったら日本の「富士ミネラルウォーター」を選べば間違いありません。
    日本のおいしい水は、多くのウイスキーを優しく包み込んでくれます。

    広大な湧き水

    結びに

    ウイスキーという「命の水」を、最後に完成させるのはあなた自身が選ぶ「水」です。
    お気に入りのボトルを手に入れたら、次はぜひ、その隣に並べる水や炭酸水にもこだわってみてください。
    そのひと手間で、いつもの一杯はもっと自由で、もっと深くなるはずです。

  • カクテルの味は「氷」で決まる。プロが教える、自宅で最高の1杯を作るための準備

    カクテルの味は「氷」で決まる。プロが教える、自宅で最高の1杯を作るための準備

    氷は「保冷剤」ではなく「材料」です

    グラス、メジャー、バースプーン。
    道具が揃ったらいよいよ実践ですが、ここで最も妥協してはいけないのが「氷」です。
    冷蔵庫の自動製氷機で作った氷は、空気が多くて溶けやすく、せっかくのお酒をすぐに薄めてしまいます。
    まずはスーパーやコンビニ、酒屋で売っている「板氷」や「かち割り氷」を買うことから始めましょう。

    こだわるなら「アイスピック」を手に入れる

    かち割り氷でも十分ですが、さらなる高みを目指すなら、大きな「板氷」を自分で割るのが理想です。
    ここで必要になるのが、アイスピック
    まずは「一本刃」のものを選んでください。
    「三本刃」は、大きい板氷を縦に割る時に効率よく割ることができますが、なくても問題ありません。

    アイスピックで氷を割る

    そして、ゆくゆくは氷を美しく整えるための「アイスナイフ」も。
    憧れの「ダイヤモンドカット」の氷を作る際は必要になってきます
    それはいつか解説しますが、まずは「硬くて溶けにくい氷」を自分の手で用意する楽しさを知ってください。

    プロが教える:氷の「詰め方」と「霜取り」

    氷を用意したら、カクテルを作る前にやってほしいことが2つあります。

    1. 氷を水で洗う(霜取り)
      冷凍庫から出したばかりの氷は表面に霜がついています。
      これをサッと水で流すだけで、余計な雑味が消え、透明感が際立ちます。
    2. 氷はグラスの「上」まではみ出すくらい入れる
      氷をケチってはいけません。
      飲み物を注いだ時に氷が浮いてしまい、グラスの底に隙間ができるのは美しくないからです。
      映えを狙うなら、グラス一杯に氷を詰め、見た目も温度も最高な状態を作りましょう。

    細かいところに気を遣ってこそバーテンダー

    お家でお酒を楽しむ時間は最高ですよね。
    プロを目指してストイックになる必要なんて全くありません。
    ただ、もし機会があれば思い出してみてください。
    バーテンダーという職人が、氷一つにどれほど凄まじいこだわりを持っているかを。

    バーテンダーが氷を割る

    それは、普通の人なら気づかないような、ほんの微かな味の違いかもしれません。
    でも、その『わずかな一歩』を譲らないために、彼らは今日もカウンターの裏で努力を続けています。

    一杯のグラスに込められた魂。
    そんなプロのこだわりを、ぜひ実際のバーで肌で感じてみてほしいなと思います。

  • 「最初の一歩」。道具選びで失敗しないための優先順位

    「最初の一歩」。道具選びで失敗しないための優先順位

    道具を揃える前に、知っておいてほしいこと

    「よし、家でカクテルを作ろう!」と思った時、真っ先にシェーカーを買おうとしていませんか?
    実は、プロの視点からすると、シェーカーは後回しでも構いません。
    まずは「これさえあれば、家での晩酌が劇的に変わる」という優先順位があるのです。

    1. 優先順位・第1位:グラス(まずは1種類でいい)

    意外かもしれませんが、最も味に影響するのは「グラス」です。
    高級なものである必要はありませんが、「薄い飲み口のグラス」を一つ手に入れてください。
    唇に触れる部分が薄いだけで、お酒の冷たさや香りの感じ方は驚くほど変わります。
    サイズは10ozか8ozのものを。

    薄縁グラス

    まずはハイボールやジントニックに使える「薄吹きのタンブラー」から始めるのが正解です。

    2. 優先順位・第2位:バースプーン(または長いスプーン)

    お酒を「混ぜる」行為は、実はとても繊細。
    家庭にあるティースプーンでは長さが足りず、氷を上手く扱えません。
    指先でくるくると回せるバースプーンが一本あるだけで、氷を溶かしすぎず、スマートに味を整えることができます。

    3. 優先順位・第3位:メジャーカップ(計量こそが正義)

    プロが目分量で注いでいるように見えるのは、長年の訓練(オンス切り)があるからです。
    家で安定しておいしいカクテルを作るコツは、ズバリ「正確に測ること」。
    10ml、20mlの差が味を左右します。まずはしっかり測る習慣をつけましょう。

    メジャーカップにジンを注ぐ

    シェーカーは「最後」で大丈夫

    シェイクは技術が必要ですし、手入れも手間がかかります。
    まずは「ビルド(混ぜるだけ)」で作れるハイボールやジントニック、ウイスキーのロックなどを作ることから始めてみてみましょう。
    道具に振り回されるのではなく、道具を使いこなす楽しさを知ってほしい。
    そう願っています。