一生モノの「ペティナイフ」。1往復でレモンを斬る、切れ味の美学

ペティナイフでレモンを切る

道具選びは「自分の手」を知ることから

バーテンダーにとって、包丁はシェイカーと同じくらい大切な相棒です。
私が若手の頃、形から入りたくて築地の名店「有次(ありつぐ)」で選んだのは、ペティナイフの中でも少し長めのタイプでした。
しかし、長い包丁を使いこなすには相応の練習が必要です。
特に薄いスライスレモンを何枚も正確に切る際、長すぎると刃先がぶれやすく、逆に扱いが難しくなることも学びました。

理想的な「長さ」の基準

これから一本選ぶなら、「1往復でレモンがスパッと切れる長さ」を基準にするのがおすすめです。
ギコギコと何度も刃を往復させて切ると、切り口がガタつき、果汁が必要以上に逃げてしまいます。
オレンジなどの少し大きめのフルーツも扱うなら少し長めが重宝しますが、まずは自分の手に馴染み、コントロールしやすいサイズを選びましょう。

鋼とステンレス

鋼の「魔力」とステンレスの「安心」

  • 鋼(ハガネ):
    驚くほど切れ味が鋭いですが、非常にデリケートです。
    レモンやライムの酸に触れると一瞬で錆び始めます。
    使ったらすぐに洗って拭く。
    砥石でマメに研ぐ。
    そんな手間さえも愛せる「マメな人」向けです。
  • ステンレス:
    現代のステンレスは品質も高く、何より錆びに強いのが最大のメリット。
    自宅で気軽に楽しむなら、まずは質の良いステンレス製から入るのが無難です。

世界が認める「メイド・イン・ジャパン」

日本の包丁は世界中のシェフやバーテンダーが憧れる逸品です。
今は各地に専門店があり、実際に握って選ぶことができます。
「自分専用の包丁」を持つと、不思議と所作まで丁寧になるものです。
ぜひ、一生使い続けたくなるような、あなただけの一本を探してみてください。

日本の包丁屋

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